SMARTCAMP Engineer Blog

スマートキャンプ株式会社(SMARTCAMP Co., Ltd.)のエンジニアブログです。業務で取り入れた新しい技術や試行錯誤を知見として共有していきます。

Advent Calendarに参加したベンチャー企業が、実際のところどうだったか振り返ってみる

明けましておめでとうございます。

スマートキャンプの笹原です。

2020年になったのにまだ引きずってんのかよって思われるかもですが、今回は2019年のアドベントカレンダーに参加してみてわかったことを振り返っていきたいと思います!!!

なぜAdvent Calendarに参加したか

結論から言うと、『Advent Calendarに参加してみたかった』が理由になります。

先日公開した記事にもある通り、このエンジニアブログを始めてから1年が経ちます。

実は、そのエンジニアブログを始めんとする1年前にもAdvent Calendarに参加してみようという話が上がってました。

一番最初にAdvent Calendarがあれば、一気にコンテンツ量が増えて始めて1ヶ月である程度充実したブログになると考えたからです。

とはいえ、以下のような要因から踏み切れずに、年明けからのスタートになりました。

  • ブログという形でのアウトプット経験の豊富なメンバーがいなかったこと
  • どれくらいの工数がかかるかわからなかったこと
  • どれくらいのリターン(認知度)が得られるかわからなかったこと

つまり、Advent Calendarには2018年のときに挑戦しようとしてできなかった因縁があったのです。

そんな苦い思い出(?)から1年が経つうちに、毎週欠かさずにブログを更新し続けたことで自信がついてきました。

そこでですね、今年は違うぞと、10人でも回せんだぞ、というところを魅せるべくAdvent Calendarに参加することにしました。

参加のための事前準備

事前にしておくことは以下の2つです。

  1. Advent Calendarを作る
  2. Advent Calendarを埋める

Advent Calendarを作る上でよく使われているのは以下の2つのサービスでしょうか。

  • Qiita
  • Adventar

今回は初めてでもあり、違いもよくわからなかったので技術系に強そう、ということでQiitaにしました。

重要なのは、その次のAdvent Calendarを埋める作業ですね。

埋めるにあたって以下のようなポリシーを定めた上で早い物順で取っていきました。

  • 平日は必須で更新する
  • 休日は出したいお題があれば任意で更新する

このようなポリシーにしたのは、エンジニアの数が10人程度のため全日程埋めようと思うと、3記事書かなければならない人がでて来るからです。

実際の参加状況

結果としては、平日は全て埋めたうえで、25日間のうち20日間記事を出しました!!

デザイナーにもデザインブログで協力してもらっているので、このエンジニアブログで出したのは18記事になります。

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スマートキャンプ アドベントカレンダー

数字で振り返るAdvent Calendar

ページビュー

12月は通常の月の2倍程度のページビューとなりました。

通常の月だと週に1本出しているので、記事の本数に比例するほどには閲覧はされなかったことになります。

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ページビューの推移(2019年5月〜2019年12月)

この理由としては12月中はAdvent Calendarがあることでホットエントリーなどキュレーションの競争率が激しかったからではと推察してます。

その中でも伸びた記事はあり、いずれも内容・タイトルともに興味をそそられるものだったなと思います。

はてブ

数字で振り返るAdvent Calendar第2弾ははてブ数です。

最低 最高 平均
2 67 23.4

平均はてブ数が23.4ということで全体平均の40.7*1からは少なからず減っていたことになります。

Google Discoverからの流入

続いては、はてブが低迷したなか支えた流入源の一つであるGoogle Discoverからの流入です。

巷でGoogle砲とか呼ばれているやつです。

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Search Consoleから閲覧できるDiscoverのパフォーマンス

ここからの流入はあまりはてブに影響しなかったりもするので見えづらかったりはするんですが、Search Consoleに登録しておくとSearch Console上で解析できるようになります。

Google検索からの流入

最後もSearch Consoleから取れる情報なのですが、Google検索からの流入です。

記事を増やすことに対して、そこまで変化が急に現れてくるものでもないのですが、前月比で1.6倍位の流入になりました。

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Google検索からの流入

1年間で記事を増やしてきたことによって、何かしら記事を投稿したらそれを早い段階でGoogle検索に載せてもらえるようになってきたのかもしれません。

Qiita内でのメトリクス

Advent Calendarを載っけていたのはQiitaなので、そちらの状況がどうだったかも書いておきます。

記事自体はこちらのブログに書いているのでいいね数が伸びなかったのは良いとして、購読者も9人に留まりました。

購読していただいた9人の方ありがとうございました!!!

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Qiita内でのメトリクス

購読者数ランキング上位を見ると納得感もあるのですが、これらの企業に追いつけ追い越せの精神でまだまだブランディングしていかなきゃなと思いました!

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購読者数ランキング

心で振り返るAdvent Calendar

アンケート

Advent Calendarを終えて、参加したみんなに簡単にアンケートを取ってみました。

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アンケート① やってみてどうだったか

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アンケート② 今年もやりたいか

数字で振り返るのほうでも分かる通り、普段ほどはPV等が伸びないのでコスパが悪いと感じている人もいました。

そういったことや、普段の5倍のペースで記事を作らないといけないというところで、全体的にツラさも感じていたようです。

ただ、少人数でやりきったことに達成感を感じていたり、何かしらの学びを得ている人もいました。

最後に

2019年のAdvent Calendarに参加したことをここまで振り返ってきました。

ざっくりまとめると、Advent Calendarに参加してみて以下のようなことがわかりました。

  • 記事の本数が多くなることで全体的なPVは上がるため、認知度は上がる可能性あり
  • 記事あたりのPV数やはてブ数などのメトリクスは普段ほどは上がらない
  • 少人数でもAdvent Calendarに挑戦してやりきることで達成感はあるが、ツラいことはツラい

来年やるかどうかはまだわからないですが、Advent Calendarの頃にはまた何かしらの変化が訪れてるんだろうなと思いワクワクします。

というわけで、本年も宜しくおねがいします!