SMARTCAMP Engineer Blog

スマートキャンプ株式会社(SMARTCAMP Co., Ltd.)のエンジニアブログです。業務で取り入れた新しい技術や試行錯誤を知見として共有していきます。

在宅勤務中の開発チームの様子を紹介するよ!

こんにちは、BOXIL開発チームの徳田です。
ついに(?)緊急事態宣言が発令され、社会全体がバタバタしていますが皆さん元気にやっていますでしょうか。

スマートキャンプでは3月2日から新型コロナウイルスの感染防止対策として在宅勤務が行えるようになり、現在では原則出社禁止となっています。
これまでほとんどの業務時間を対面で過ごしていましたが、全員が在宅で仕事をするようになったので、今回はその様子をお伝えしようと思います!

これまでの開発体制

スマートキャンプは開発チームが2つあり、それぞれ BOXILBiscuet を開発しています。
どちらのチームもスクラムを導入しており、毎週金曜日にSprint Review, Retrospective, Sprint Planningを実施する開発プロセスを取っています。

開発時は個人作業とペアプロ・モブプロを臨機応変に使い分けており、必要があればモブプロ用の集会所に集まってわいわい開発をしていました。

在宅勤務になる前のモブプロの様子

BOXIL開発チームの様子

基地Zoom部屋

在宅勤務になり最初にやったことは、チームメンバが好きなタイミングで参加できるミーティングルーム「基地Zoom部屋」を作ることでした。
集中したいときは抜けて一人でコードを書いたり、複雑なロジック部分の設計をするときは基地に集まってディスカッションをする、といった形で活用しています。

Slack ChannelのTopic欄にURLを置いて、すぐ参加できるようにしています

ペアプロ・モブプロ

BOXILではモブプロとペアプロを使い分けており、一人でタスクをこなすときもあれば、複数人で一緒に考えたり、コードを書いたりすることもあります。

複数人でコードを触るときは基地Zoomで集まって話しつつ、VSCode Liveshareを繋いで一つのプログラムを作っています。
(あまりドライバ・ナビゲータの運用をやらなくなってきたのでモブプロではなくなってきましたが...)

github.com

週次振り返り (Retrospective)

K -> P -> Tの順番で話す

これまではホワイトボードと付箋を使って進行していたのですが、デザイナに協力してもらってFigmaをホワイトボード代わりに使ってみることに。
これが大成功で、在宅でも問題なくミーティングを行うことができています🎉

👍

Tryを考える前に、それぞれ話したい話題の付箋に「正」の文字を書いて、話すTopicを決めていましたが、より vote らしい 👍マークを用意してくれて代用できています。ありがとう!

週次成果発表 (Sprint Review)

概要はKibelaで事前に記述。これを画面共有しながら進めていきます

Sprint ReviewもZoomを使ってやっています。
事前にKibelaで実施する内容を用意しておき、それをもとに進行して、リリースした機能については都度デモをしていく流れで、
都度チャットで来た質問に回答したり、デモ中でない開発メンバから補足説明をしたりと、臨機応変に動いています。

物理的にPCを共有する、というのはできなくなったのですが、画面共有を活用することで今のところは問題なく進められています。

リモートで気楽に参加できるからか参加人数が多い(うれしい)

テキストコミュニケーション

今何の作業をやっているのか、進捗がどうか、相談したいことがないか、といったことが前よりわかりにくくなったから、Slackで「今何をしているか」がよく呟かれるようになりました。

めでたい感じのとき

おかげで調子が悪いときのアラートや状況がつかめやすくなり、一緒に作業するかーという流れで基地Zoomに集まったりといった動きができるようになりました。

それ以外にもKibelaにドキュメントを書く文化が根付いてきて、在宅かどうかに関わらず今後に上手く残していけると良いなと思っています。

Biscuet開発チームの様子

サブZoom部屋

Biscuet開発チームでも上述したような基地Zoom部屋の取り組みを行っており、リモートでコミュニケーションが少なくなりがちな面を補えていると思っています。

一方で、「あるメンバーが実装するタスクに不明点があるのでガッツリ相談したい」であったり、「このタスクは誰かとモブで進めたい」のようなときに、そのまま長時間占有してしまう問題がありました。

タスクを話し合っているメンバーがいるなかで割り込むのはなかなか心理的な障壁が高いため、別のZoom部屋を用意しておき、そういった状況が発生した際はそちらの部屋に移動するような運用にしています。

Slackの開発チャンネルのTopicに設定して手軽に移動出来るようにしています

週次振り返り (Retrospective)

BOXILチームでは上述したようにFigmaで振り返りを行っていましたが、Biscuet開発チームではAsanaを使ってKPTを行っています。

Asana上のKPTプロジェクト

具体的には画像のようにAsana上にプロジェクトを作成しており、KPTごとにセクションを分割、さらにKPTのなかにメンバーごとのタスクを作成してサブタスクとしてメンバーが思うそれぞれのKPTを書いていっています。

最初の準備がやや面倒ですが、一度やってしまえばプロジェクトの複製機能が使用出来るため以降はスムーズに準備出来るようになります。


以上がスマートキャンプ開発チームの在宅勤務の様子でした!
今のところ(まだ一ヶ月ですが)大きな問題は出ておらず、何とかやれているという感じです。

リモートは慣れないうちや、整備が整っていないうちはどうしても体調も崩れやすくなります。社会全体の不安感などもあるので気持ちも沈みやすくなるかと思います。
皆さんも無理せず、元気に在宅勤務をやっていきましょう!
この記事が参考になれば幸いです。

おまけ: 全社的な動き

入社式、キックオフ、朝会、飲み会、達成会などがリモートで実施されました。
ピザパや新入社員の歓迎会もリモートでやるみたいです🍕🍺
Zoomのブレイクアウトルーム機能を活用して色々楽しんでいます。面白い機能なので是非使ってみてください 👋