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スマートキャンプ株式会社(SMARTCAMP Co., Ltd.)のエンジニアブログです。業務で取り入れた新しい技術や試行錯誤を知見として共有していきます。

AWS認定に合格するコツ教えます - 【ソリューションアーキテクト - アソシエイト】に合格してきました

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スマートキャンプの今川です。

先日、AWS認定資格の ソリューションアーキテクト - アソシエイト を受けて無事合格してきました。今回は受験対策・受験を経ての感想や覚えておきたいことをまとめました。

AWSの認定資格をこれから取ろうとしている方、興味がある方の参考になれば幸いです。

背景

ずっと仕事でAWSを触っていて、以前からAWS認定資格には興味があって取りたいな、と思っていたもののきっかけがなくずるずるときていました。

そんな時、部署的にAWSのテクノロジーパートナーになろうという機運が高まり、AWS認定資格保有者が必要だとなり、 チャンスだ!とばかりに手を上げました。

AWS Partner Networkのテクノロジーパートナー - セレクトになるとのことだったのでアソシエイト以上の認定資格が必要でした。社内でソリューションアーキテクトをおすすめされたこともあり、ソリューションアーキテクト - アソシエイトを受験することにしました。

受験当時の経験・保持資格

  • Webエンジニア4年目
  • AWSを使い始めて5年目
    • 修士2年から使っているので
  • 情報処理技術者試験: 基本情報・応用情報
  • JSTQB認定テスト技術者資格Foundation Level
  • ソフトウェア品質技術者資格(JCSQE)初級・中級
  • 好きなAWSのサービス: Elastic Beanstalk

資格試験受けるのは慣れていました。

受験準備

AWS認定資格について調べて、以下のことがわかりました。

  • コンピュータを操作して受ける試験(いわゆるCBT)なのでテストセンターで受験する
  • テストセンターによっては受験日が結構多く、情報処理技術者試験と違って 割といつでも受けられる
  • CBTなので模試を受けて操作になれておくのが望ましいとのこと

その後、ほかの受験体験記を読み漁り未経験でも(通勤時間をフル活用するなどして)1,2週間で受かっていることを見て、2-3週間後を目処に受験計画を立てました。最終的に受験日は上司からはそこまで急かされていなかったため自分との相談で決め、3週間後に定めました。

試験申し込みも含め、以下のものを用意しました。

  • 本試験申し込み
  • 模試申し込み
  • 参考書購入: AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
  • 問題集サイトの登録: 「AWS WEB問題集で学習しよう」さん

参考書は以下の書籍を購入しました。

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト

  • 作者: NRIネットコム株式会社,佐々木拓郎,林晋一郎,金澤圭
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2019/04/20
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る

選んだ基準としては、割と新しめであったことと、自分が初めてAWSに触ったときに勉強した以下の本と同じNRIネットコムさんが著者であったことが挙げられます。

Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド 改訂第2版 (Informatics&IDEA)

Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド 改訂第2版 (Informatics&IDEA)

※自分が読んだときはまだ第1版でした。ハンズオンで覚えられるいい本です。

問題集サイトは以下の「AWS WEB問題集で学習しよう」さんを利用しました。

aws.koiwaclub.com

部署的に必要だったので問題集サイト以外の費用は会社に出してもらいました。いい会社です。

ほかにも技術書が必要になったらすぐに購入してもらえるのでありがたいです。

boxil.jp

勉強方法

基本的な進め方

3週間を目処にしていましたが実際に勉強を始めたのは10日前ぐらいからでした。問題集をざっくり読み、模試を受けて解き直したり、問題集を解きまくって間違えたところを復習しました。

ちなみに無料で受けられるウェビナーやトレーニングなどもありますが、自分はBlack Beltを中心に見ていました。また試験のためにAWSのオペレーションを改めてやるということもありませんでした。実務経験が全ての状態で望んでいます。

実際の方法としては、参考書をベースにiPadにApple Pencilを使ってノートを作るように勉強していましたがだんだんめんどくさくなってきたので問題演習をガンガンしまくり、間違えたところを調べまくったりSlideshareにある資料や公式ドキュメントを読み漁るような流れに切り替えました。

重要項目

出る順とまでは言えませんが、自分が重点的に見た箇所は以下のような感じです

ネットワーク系

  • VPCの構成要素
  • サブネットの構成要素
  • セキュリティグループとネットワークACLの違い
  • VPC内に置くサービスとVPC外にあるサービス
  • EC2にアクセスするための要件: つながらないときどこを見るか?
  • オンプレと連携する場合につかえるVPN系のサービスについてチェック

コンピューティング系

  • EC2
    • AMIとEBSスナップショットの違い
    • S3backedとEBSbackedの違い
    • インスタンスストアの扱い方
    • Auto Scalingの仕組み
  • Lambda
    • メモリ指定だがメモリに合わせて割り当てられるCPUが増える

ストレージ系

  • S3
    • ストレージタイプ: STANDARD-IAとかONEZONEとか
    • ライフサイクルポリシーやバージョニングなどの機能
  • Glacier
    • コスト面で有利なぶん設けられている制限について
    • 取り出し方法による違い
  • EBS
    • ストレージタイプごとのメリット/デメリット
  • EFS
    • EBSを使うべきところとEFSにすべきところのポイント

DB

  • Auroraに触れたことがなかったので全体的に確認
  • DynamoDBがなにできるかについてざっくりしる

www.slideshare.net

www.slideshare.net

セキュリティ

  • IAM
    • IAMユーザとIAMロールの違い
    • IAMグループの使い方

振り返ってもう少し見ておけばよかったと思うところ

  • セキュリティ周り
    • KMSや顧客キーの扱い方など
  • Kinesis

問題集

前述の問題集サイトについては、有料登録(ゴールドプラン)すると130セット弱x7問の問題演習ができます。

番号の若いものについては実際の問題形式と近くないですが、100番台ぐらいは結構実際の問題と近いのでおすすめです。こっちの問題集は本試験の難易度と近いですがそこまで込み入った問題は出ません。

模試

ざっくり試験範囲を総ざらいしてから模試を受けました。

結論からすると絶対に受けたほうが良いです。CBTに慣れるためというのもありますが、到達度確認としても重要です。

ただし、注意するべきは模試は本試験より難易度が低めであることです。

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模試で80%取れて喜んでましたが、「本試験はもっと難しい」という記事を読んで危機感を覚えました。これより難しいとしたら落ちるかもという恐怖感に駆り立てられましたw

問題はその後残らず、どの問題があっているかどうかもわかりません。そのため全問スクリーンショットをとって保存して見直すのが一般的です。

正解が不明なので、私は厳密に選択肢を1つ1つ検証して消去法をやっていくという手段をとって解き直しました。これにより、各サービスの違いや細かい仕様について押さえることができました。

「このサービスについてよくわかってないな」と思った部分はBlack Belt資料を読んだり、参考書に戻ったり、公式ドキュメントやリリースを読んだりして補完しました。

私は模試を受けるまでSQSにFIFOキューが登場していたことを知りませんでした。本試験でも出たので復習していてよかったです!

受ける中で知らないサービスや知らない機能は特徴や「どう使うのがいいか?」を確認するのをおすすめします。どういう制限があるか?も押さえておきましょう。

受験の流れ

当日はとにかく余裕をもって望みました。夕方受験にしていたので会社を出てテストセンターへ。

テストセンターではすべての荷物を預ける必要があります。スマホはもちろんPCなども電源オフです。ポケットの中身も確認されます。持ち込めるのはロッカーのキー(物理)と身分証、メモ用のホワイトボードです。

顔写真撮影やサインを求められるので応じておきます。

「監視されながら受ける」という話を聞いていましたが監視カメラがあり、パーティションで区切られたパソコン室という感じでした。個別の監視はなく「これで受けてくださいね」という感じ。

メモ用に消せないホワイトボードを渡されます。ネットワーク構成図を書いていました。

空調がうるさくて大変でしたが、防音イヤーマフがあったので着けて受けていました。

出題は65問、制限時間は135分なので1問2分使っても余裕があります。即答可能な問題も十分あるので大分余裕があるはずです。

わからない問題も10問ぐらいありましたが、後で見直す機能があるので利用すると便利です。全体は2回、不安なところは3回見直しました。

余談ですが仕事終わりだし、防音イヤーマフは快適すぎだしで何度かマイクロスリープしていました…。

結果

試験時間が終了し、受験してみてのアンケートに答えるとあなたは合格しました的な表示が出ました。

前回の記事を出した林と135分の試験を終えて受かったことだけを伝えられた私のSlackでのやりとりがこちらです。

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翌日夕方にスコアレポートが届きました。最大で5日間かかるときいていましたが結構早かった。

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TOEICみたいな得点形式で、100-1000点で表記されますが、900点超えたのでちゃんと勉強した成果が出たことを実感できました。

カテゴリ別のレポートも出ます。パーセンテージは正答率ではなく、点数配分です。全問正解だ!!!とぬか喜びしてしまった。

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資格特典

余談ですが、合格すると以下の特典が得られます。

  • AWS認定試験の模試のクーポンコード
  • AWS認定試験の本試験を半額で受けられるクーポンコード
  • AWS認定の問題を作ることに協力できるワークショップへの参加権(英語が必須らしい…)
  • AWS Certified限定アイテムのショップ(海外発送で送料がめちゃたかい)

受けてみて

問題的には試験前に「試験問題を公開しない」旨の誓約をしないといけないので細かい部分までかけませんが、以下のことを思いました。

  • 問題文が結構わかりにくい部分があるので、英語にして読み直してみたり、ホワイトボードにメモしながら整理するのがよさそう
  • 3層アーキテクチャとか断りなく問題文に出てくるので基本情報ぐらいの知識は根底としてないと大変そう
  • セキュリティポリシーのあるお客さんを想定した質問で「インターネットを介さずにS3とやりとりしたい」とか、「マスターキーをクラウドにアップしてはいけない時」など、セキュリティ系はきっちり押さえておくと得点源にできそう
    • セキュアなアプリケーション構築は問題の26%を占めているので大事

まとめ

AWSのソリューションアーキテクト - アソシエイトの合格体験記を書いてみました。

AWSを大分触ってきましたが、EC2とRDSがメインでそれ以外はちょこちょこ、という感じだったので普段触らないところを勉強するきっかけになったと思います。

ソリューションアーキテクトという名前の通り、開発チームやユーザ、顧客に対してソリューションを提供するための構成を考えるスキルが問われるため勉強したことをそのまま実践できそうな感覚がありました。実現のための引き出しが増えたのは嬉しい効果です。

また、基本情報や応用情報の知識はあるのとないのとで勉強のスタート位置が変わる、という実感を得ました。余裕のあるひともない人もはぜひ挑戦してほしいです。まだ秋試験に間に合います。

この調子でほかのアソシエイト資格や、ソリューションアーキテクト - プロフェッショナルにも挑戦したいと思っています。大分難しいでしょうが…。Black Beltの資料にはバッジがいっぱい並んでいるプロフィールが載っているのであれを目指して頑張ろうと思いました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。