SMARTCAMP Engineer Blog

スマートキャンプ株式会社(SMARTCAMP Co., Ltd.)のエンジニアブログです。業務で取り入れた新しい技術や試行錯誤を知見として共有していきます。

スマートキャンプでの在宅勤務環境下のエンジニア間コミュニケーション施策の紹介

こんにちは、 https://boxil.jp を作っている徳田です。
今回は技術共有ミーティングであるSMARTCAMP Tech Talk、通称「STT」と、Stay Home環境下でのコミュニケーション施策について紹介します。

SMARTCAMP Tech Talkについて

 2週間〜1ヶ月ぐらいの頻度で開催される、エンジニア達がそれぞれ興味のある技術ネタを持ち寄って紹介するミーティングです。
用意されたKibelaにそれぞれが事前に紹介したい内容を書いておき、それをもとにワイワイ話します。
持ち時間は一人5分程度、ラフなLT大会のようなノリで実施しています。

はじまった経緯

スマートキャンプのエンジニア組織にはBOXILの開発チームと インサイドセールスツールならBALES CLOUD(ベイルズクラウド)の開発チームが分かれており、チーム間の技術的な交流があまり多くありませんでした。
その上、現在は週の4日が基本的に在宅での勤務となっているため、何らかのミーティングが無い限りは顔も見ないといった状況になってしまっています。

それでも問題があるわけではないのですが、隣のチームのメンバがそれぞれがどんな技術トピックに興味があるのか、どんなスキルがあるかを知ると
「このフレームワークは○○さんが詳しそうだから聞いてみようか」とか
「この部分はあのチームが既に似たようなの作っていたからちょっと覗いてみよう」といったことができて便利です。

それを実現するためには技術的な話をするのが一番だろうということで、Tech Talkが始まりました。

同時に、気になっている内容を調べて説明することで理解を深めたり、特定分野に強い人がその方面の説明をすることで、組織全体の技術力向上も一緒に実現しようという目論見もあります。

準備するKibelaのイメージ

SMARTCAMP Tech Talk vol.2 での私の内容

最近業務で Web Vitals を改善する活動をしているのでその内容を紹介したり、web.dev LIVEの一部を抜粋して紹介したり、 あとはTwitterで流れてきて便利そうと思ったプロダクトや、考えさせられたブログのエントリを紹介しました。

他メンバはVueのちょっとマイナーな機能紹介や、GraphQL、AWSの新しいプロダクト、コード補完ツールといった内容を話していました。

数回開催した結果

違うチームのメンバが最近気になっていることを知ることはできましたし、同じチームメンバがやっていることを新しく知ることができました。
最終的な目的としている 業務上でのチームを超えたコラボレーション にはまだ至っていませんが、今後何らかの形でできそうだな、という感触があります。

また、個人的な話ですが、 もともと「 #z_news_developers 」という気になった技術情報を共有するSlackチャンネルがあり、技術記事はそこでよく共有されていますが、STTが近づくとその内容を軽く説明できる程度に読み込むようになりました。
今後も続けていこうと考えています。

他: 在宅勤務でのコミュニケーション施策について

 STTは「技術的な情報交換」を目的としたものですが、それ以外にもオフィスだとできていた雑談や、ちょっと込み入った話を1:1でするといったことが、在宅勤務がメインになり減ってしまっていました。
それを解決するために行っていることを以下で紹介します。

プロダクト本部 夜会

 多くの人が業務を終了する18時45分~19時の間に、「夜会」というミーティングを入れています。
これは業務の話をする場ではなく、"一日の終わりにちょっと近場の人と話すというリアルのコミュニケーションを良い感じに再現する" 取り組みで、Zoomのブレイクアウトルームを使って10分ちょっと雑談をするミーティングです。
在宅勤務だとつい長く働いてしまう人が多いということもあり、一旦仕事の区切りをつける場としても存在しています。

メンバ間1on1

(エンジニアの)1on1は基本的に上長やPdMと定期的に実施していますが、それとは別に同じチームのメンバ同士でも1on1を行うようになりました。
一緒に働いているメンバと雑談はするものの、「改めてこのプロジェクトどうだった?」とか「今これやってるけど実際どうやろか」という形で、一歩引いた状態で話すのは通常業務と切り離して時間を取らないと結構難しかったりします。
チームメンバ同士での1on1ではそういった話を多くしており、今一緒に働いているメンバがどう思っているかを改めて確認できる場として活用しています。


紹介は以上になります。
こういった施策はマネージャ層から提案されたりする他、現場のメンバで提案して、実施したりすることもあります。

みなさんも良さそうと思ったら是非社内で提案したり実施してみてください!

また、開発チームに絞った在宅勤務の話は以前ブログに書いたので、是非一緒に読んでもらえると嬉しいです 😌

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