SMARTCAMP Engineer Blog

スマートキャンプ株式会社(SMARTCAMP Co., Ltd.)のエンジニアブログです。業務で取り入れた新しい技術や試行錯誤を知見として共有していきます。

気づいてますか!?エンジニアマネージャーをするマーケターが思う『エンジニアの凄い所』5選

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はじめまして。スマートキャンプでエンジニアマネージャーをしています林です。 私はエンジニアマネージャーをやっているのですが、エンジニアではありません。

新卒の頃に1年程やっていたことがあるのですが、それからもう10年程たっていて、今となってはコードは全くかけません。 スキルセットはマーケターで、前職では医療機器のネット販売で年間数億の売上を上げていました。

スマートキャンプにはマーケターとして入社しましたが、マーケティングで成果を最大化するためにプロダクト改善に着手し、エンジニアに協力してもらっていたところマネージメントも担当するようになり、エンジニアマネージャーを務めるようになり今日に至ります。

お伝えしたい事の概要

私は現在、エンジニアのチームとWEBマーケティングのチーム、コンテンツマーケやニュース等記事作成のチームをみています。 またマーケターという仕事柄様々な部署と関わりながら仕事をしていますが、そういう立場からエンジニアをみると、共通して凄いなと思う事が多々あります。

しかしエンジニアのメンバーと話していると、みんなそれが当然だと感じている様子で、多分凄さに気づいていません。 弊社のこの様子からすると、自分たちの美点に気づいていないエンジニアが世の中にはわんさかいる気がしています。

そこで今回は、私がエンジニアにたいして「すごい」と思っていることを共有させていただこうと思います。 一人でも多くのエンジニアが自分自身の凄さに気づいて、より自信を持ってくれたら幸いです。

知らない事でも学習して実装してしまう

エンジニアのこの要素は本当に凄いといつも思ってます。 私はもともと、優秀なエンジニアは知識が豊富で、既に身につけた膨大な知識・スキルを使ってシステム開発をしているものと考えていました。 マーケターの場合はその要素が強く、ある程度経験をつんでその引き出しを使って施策を考えていくというのが一般的なアプローチです。

しかし弊社のエンジニアの仕事の仕方をみていると、もちろん知識は豊富なのですが、何かを実装する時は過去の知見にとらわれず、常に新たな最適な方法を模索しています。 常に新しい知識を学びながら、これまで全く知らなかった事をキャッチアップしながら実装していっている事がわかったときは衝撃的でした。

しかも、きちんとコミットした納期を守ってきます。 知らない技術をキャッチアップしながら開発して、どうやって納期通りにアウトプットを出せるんだ!と、いつも魔法のようだと思います。

もちろん、マーケターの仕事でも未知の技術に挑戦することはあるのですが、エンジニアのように事あるごとにという頻度ではありません。 それは非常に難易度の高い事だと思いますので、常にやっている事は本当に凄い事です。この点は本当に誇りに思ってほしいです。

ちゃんと詳細まで詰めて考え、実現できる

エンジニアの中にいるとそれが当たり前になってくるから不思議ですが、世の中で細部まで詳細をつめて考えられている人は少ない印象があります。

物事の実現のためには、それを実現するためのパーツが何かの全体像を把握し、そのパーツ1つ1つを完成させ、さらにそれを正しく組み立てていく必要があると思っています。

エンジニアはこれをするのが非常に得意な印象がありますが、一般的には、パーツが足りなくて実現できないケースや、パーツを作れないケース、それぞれのパーツについて詳しくしらないためにパーツの組み立て方、組み立てる順番を間違えるケースなどが多々あり、思ったように形にならない事がよくあります。

エンジニアは詳細をつめて考える習慣がるので、企画の会議などに参加してもらうと議論が終わった後考慮漏れなどを的確に指摘してくれ議論を深めてくれる事がよくあります。

こういった詳細をつめて形にする思考力は他の部署のメンバーと比較して非常に高いといつも感じるので、そこにも自信を持ってほしいです。

システマチックに動いてくれる

この内容は当たり前の事のようですがエンジニア以外だとなかなかこれがうまく行かないケースがあります。

エンジニアの場合は、「こうする」と決めた場合その通りに運用してくれる事がほとんどですが、他部署のメンバーの場合は、決めたことが履行されないとか、決めたとおりに履行されない、という事がそこそこおこります。

決めた通りに動かないと、計画どおりに進まなかったり、解決するはずだった問題が解決されないなど色々と困る事がおきます。 またそういうメンバーに対してはその後のモニタリングが必要になるなど余計に工数がかかってしまうという問題もあります。

一方でエンジニアの場合は決めた事にたいして決めたように動いてくれれる事が多く、思ったとおりに物事が進む事が多いです。 この要素は、特にマネジメントする立場からすると非常に有り難いことです。

正しく理解してくれる

システマチックに動いてくれるのところで「決めたとおりに履行されない」というケースについて書きました。 上記のずれ原因として、「正しく理解する」という点の精度が原因の1つだと思っています。

こちらが要望を伝えた時に内容の理解に曖昧な点がある場合、エンジニアはつっこんで質問し、認識に相違がないかどうか確認した上で動いてくれるケースが多いです。

一方で他の部署のメンバーだと個々が受け取った受け取り方で行動をするケースが多く、そこで伝え手と受け手で認識がずれてしまうため、決めたとおりに履行されないケースが起こっていると感じる事があります。

ここは伝え手の問題もあるので私も気をつけないといけないところですが、エンジニアの場合は理解が不十分だと思った場合はエンジニアから質問をして意識合わせをしてくれるケースが多く、認識違いが起こりづらい印象があります。

伝え手側から相手の理解度を把握するのなかなか難しいところもあるので、曖昧な点がある場合に質問で深掘ってくれるエンジニアにはいつも感謝をしています。

エンジニア業務以外でも学習能力がめちゃ高い

業務で常に学習しているエンジニアは、「学習能力」が非常に高い印象があります。

例えば、エンジニアの一人にロードバイクについて熱く語られた事があります。 自転車本体から、走り方から、メーカーから、詳細な部品から、その部品のシェアをあまり知られていない日本企業がほぼ独占している話など、ロードバイクについて幅広い視点でかなりの事を教えてもらいました。

まるで大学時代から部活でやってました、くらいの勢いだったのですが、その時彼はロードバイクに興味をもってまだ1ヶ月程という状況でした。

当時彼は重めのプロジェクトを動かしており、全く暇ではなかったので、いつの間にそんなに情報を仕入れたんだと驚愕しましたが、このようにエンジニアには、とんでもない学習能力を持っている事をよく見せつけられます。

この事例からも、エンジニアは日々の業務で「学習する」という能力自体を磨いてるものと感じています。 その能力においてかなりの競争力を持っていると思いますが、その能力はどんな仕事をするにも重要で活用できる能力だと思います。

その能力を持っている時点でどこでも通用する競争優位性をもっていると思うので、そこも誇りにもってほしいなと思います。

最後に

私はエンジニアでは無い立場でエンジニアのマネージャーをやらせていただいていて、エンジニア凄いな、羨ましいなと思うことが多々あります。 今回は凄いなと思うポイントを書かせていただきましたが、エンジニアの方々は本当に素晴らしい能力を持っている方が多いと思います。

ただしエンジニアの中にいるとそれが当然になっていて気づけない事もあると思うので、このブログをきっかけに自分自身の素晴らしさに気づき、より自信をもって、よりよい開発をしてもらえたら嬉しいです。