SMARTCAMP Engineer Blog

スマートキャンプ株式会社(SMARTCAMP Co., Ltd.)のエンジニアブログです。業務で取り入れた新しい技術や試行錯誤を知見として共有していきます。

【入社エントリ】巡り巡ってコミュニケーションに向き合うエンジニアのお話

ご挨拶

2021年9月にスマートキャンプ株式会社に入社しました林です!

そろそろ入社して1ヶ月が経つので、入社した経緯や入社してみて感じたことを、熱のこもった自己紹介と共に振り返っていこうと思います。

これまでの経歴

初カキコ…ども… って感じで半生を振り返りながら、自由に経歴を記してみようと思います。

要約としては以下のような経歴でこれまで歩んできております。

大学を卒業 → 中小インフラSIer(2年) → 受託開発会社(10ヶ月) → 建設系スタートアップ(1年) → スマートキャンプ株式会社(現在)

これだけだと、ただのジョブホッパーに見えてしまう可能性もあるのでもう少し深ぼって自己紹介をさせていただきます。

学生時代から就職まで

自分がエンジニアを始めた経緯が、後にスマートキャンプに転職する経緯にも繋がるため初めに少しお話しします。

自分がITと接点を持ったきっかけは無料オンラインFPSゲーム でした。

中学時代に友人に誘われて始めたのですが、友人は早々にゲームに飽きたようで、結局自分だけがどっぷりとネットの世界にハマっていきました。

その熱が高じて部活も辞めてしまい、授業中もほぼ爆睡。夏休みは二週間以上家を出ないでゲームをしていたこともありました。

そうして成績も悲惨に落ちこんでしまい、ただPCのタイピングだけ無駄に速いマンが爆誕していました。

この時点では将来への希望も乏しく、起伏もなく味気ない毎日を自堕落に過ごしていました。

その後も大きな確変を迎えられないまま、なんとか大学に入ります。 コミュニケーションに苦手意識があり、充実とは程遠い大学生活を送る間に卒業を迎えることになるのですが、 最後には就活という日本社会の現実を突きつけられ、半ば強制的に人生の岐路に立たされることになります。

仕方なく人生を振り返る中で、「ネットに人生を振り回されたんだがらITしかない」と短絡的な答えを出します。

当時の自分はプログラミングに対して「理系のエリートがやる高尚なもの」だと考えており、意識の外にありました。 しかし、当時の無知なワタシは何を思ったか「インフラなら簡単そうだしできるんじゃね?」という結論に着地します。 そうして、自分の人生を大きく揺るがせたITの世界をエンジニアとして生きていくことに決めました。

就職からスマートキャンプへの転職まで

新卒入社後はネットワークを構築・運用する業務に携わることになりました。

大学のネットワークを運用する業務に配属され、その中で直接顧客と話して技術を説明する機会がありました。 それまでの人生であまり人と関わってこなかったので、それが苦痛で仕方なく、かつ業務も全くと言っていいほどできませんでした。

最終的には顧客から「林さんNG宣言」を出されてしまい、失意の中退場することとなります。

上司からもポンコツ扱いされ、完全に自信が底を尽き、トイレで泣いてました。

その経験から、インフラエンジニアは自分が想像していた以上にコミュニケーションが必要で緻密な職種だということを思い知らされ、 この職種では生きていけないんじゃないかと思い始めました。

こうして、またも外的な要因で人生を見つめ直すこととなったのですが、全く行動に移せず、毎日YouTubeをボケ〜〜〜と見ては、仕事の愚痴を垂れ流す人生を変えられませんでした。 そんなこんなで、毎日つまらなく仕事をしていましたが、人生最大の転機が訪れました。

あるネットワーク構築案件を任され、100台程のネットワーク機器の設定を、Tera Termというソフトを使用しマクロをプログラミングして設定を機器に流し込む作業を行っていました。

そこで初めてプログラム的なものと出会うことになります。

マクロの内容自体は簡単なものでしたが、「ロジックを考え、実装し、動してみる」事が楽しくて楽しくて、家に帰ってもその熱は収まらず、時間も忘れて夢中になっていました。 その時、「作るのがメインのプログラマーなら俺向いてるんじゃ?」と、またも思い込みを発揮し、勉強をスタートさせました。 業務中に空き時間を見つけて勉強、終業後や休日もひたすら勉強する日々でしたが、一度も辛いと思ったことはなく、「天職に出会った」と思いました。

その後、とある受託開発会社の採用担当者に「目が綺麗」という謎の理由で採用され、Webエンジニアとして働き始めます。 その会社で今の自分の支えとなっている多くの人と出会いました。その内の一人である吉永くんは将来リファラルでスマートキャンプを紹介してくれることになる人物でもありました。今までとは一変、楽しい毎日を過ごせるようになりました。

それからは、インフラからバックエンド、フロントエンドと多岐に渡り、さまざまな案件を任せていただきました。 別け隔てなく技術を習得していく中でも、特にフロントエンドの技術に惹かれ、コンポーネント設計やNode.jsを使用したバックエンドサーバーの開発など、ひたすらに技術を磨きました。新しい技術も積極的にキャップアップし、かなりスキルアップできたと思います。吉永くんにも「お前は最強や」と言ってもらえるレベルまで成長できました。

結果、フロントエンド分野において、自信を持って開発ができるようになりました。

こうして過去の自分が抱えていた「人生つまらない問題」を克服し、技術においては自信を持って開発できるようになりました。 しかし、相変わらず人と話す自信はないまま、その後も転職を重ねることになります。

長くなったのでこの辺で鳴りを潜めようと思いますが、この「人と話す自信がない」 というコンプレックスが後にスマートキャンプに転職する理由にも繋がっていきます。

なぜスマートキャンプを選んだか

かなり息切れしてしまいましたが、気を取り直して自分がスマートキャンプを選んだ理由について述べていきたいと思います。

コミュニケーション能力を鍛えられそう

これが一番大きな理由だったと思います。

先述の通り「技術力はある程度ついたけど、人前で全然しゃべれないし、コミュニケーションが苦手」という意識が自分にはありました。

そんな中、吉永くんに誘われてスマートキャンプのSprintReviewの様子を見に行った際に、ここで働きたいという気持ちが強くなっていきました。

SprintReviewは毎週金曜日に実施されており、開発サイド、ビジネスサイドどちらのメンバーも参加します。 開発サイドがその週リリースした機能についての詳細を発表し、それに対してビジネスサイドの意見も交えたディスカッションが行われます。

会を通して和気あいあいとした雰囲気で進行されていき、チャットでは開発サイドの発表に対して「すごい!」なんて言葉も飛び交ったりしており、部署を跨いだグルーヴ感に感動を覚え、この会社なら自分を変えることができそうだと思いました。

前職では新しいサービスを作っても褒められた経験はあまりなく、開発サイドとビジネスサイドは啀み合うのが世の常だと考えていた自分にとってはかなり衝撃でした。

他にもスマートキャンプには「最近のワイ」というメンバーの最近の出来事や考えていることを報告し合う会や、「SMARTCAMP Tech Talk」と呼ばれる技術的な興味関心を共有し合う会など、コミュニケーションを求められる場が多くあります。こうした機会が、自分の「できない」を「できる」に転換するための挑戦の場にできそうだと思いました。

チーム開発を通して切磋琢磨できる環境がありそう

前職は建設系スタートアップで、自分は新規サービス開発業務に携わっていました。

ほぼほぼ一人でフロントエンドを開発していたため、コードレビューを受けずにmasterブランチに直プッシュなんてのも当たり前にしていました。

しかし、将来を考えたとき、新しいモノを作ることは得意だけど、良い実装を知らない。このままでは独りよがりの開発しかできないエンジニアになってしまうと思い、 チーム開発を通して切磋琢磨できる環境に行きたいと考えるようになったのも理由の一つです。

これらの理由からスマートキャンプで働きたい!という気持ちが強くなり、選考を進める決意をしました。

リファラルについて

自分はリファラル採用でスマートキャンプに入ったので決まるまでの時間が非常に短かったのを覚えています。 全体としては3ヶ月かからなかったと思います。紹介者の信頼があることでスピード感を出せるリファラル採用は採用者・求職者の双方にメリットがある、非常に素晴らしい制度だと思いました。

全体スケジュールはこんな感じで、めちゃくちゃ早く決まりました。 - 2021年4月頃カジュアル面談 - 2021年7月上旬会社見学 - 2021年7月下旬最終面接 & 合格 - 2021年9月入社

入社してみて

コミュニケーションはやっぱり多い

スマートキャンプでは毎週全社で報告会があったり、週の終わりにはSprintReviewがあり、会社全体で情報を共有する文化が根付いているので、毎日多くのMTGがあります。

また、入社直後はオンボーディング施策の一環として会社の色んな人と1on2という形で雑談をする機会が多くあり、コミュニケーションを大事にするスマートキャンプの洗礼を良い意味で受けました。

前職との違い

技術

スマートキャンプのコードは綺麗で、負債と断言できる場所が個人的には少ないです。

単純な技術の流行り廃りに対しての課題はあるかと思いますが、全体的に綺麗なコードが多く、開発するうえで辛い。みたいな感情になることは今のところありません。

前職ではさまざまな人がコードを比較的自由に書いていたため、すでに辞めてしまった人が残していった負債が各所にあり苦しみましたが、そういったこともなく安心して開発できています。

仕事の進め方

前職は、1人に1案件ずつがアサインされ担当範囲は各人が責任を持って進める文化でした。 そのため、他のメンバーへの質問もしづらく担当範囲に不備があれば担当者へ責任が課されました。

一方でスマートキャンプでは、大きめのタスクはチームにアサインされ、それをメンバーで分担して進めます。 不明点があればチームメンバーへすぐに質問できるため、非常に開発がしやすいです。

実際、チームメンバーにわからないことを聞いた際には、ペアプロをして色々教えていただきました。

自分が時間をとってしまったことを謝ったところ、「こういうのもチームの成果になるから全然大丈夫」と言ってくれ、チームとして働くという事が根付いている会社だと思いました。

入社後にしてたこと

入社してからはスマートキャンプの主力サービスであるBOXILの環境構築から始まり、簡単なタスクから取り掛かりました。

今はBOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn のLP作成を任され、徐々に本格的に開発業務をスタートさせています。 これからもっとシステム理解を深めていき、オーナーシップを持ってタスクをたくさんこなしていきたいなあと思っています。

抱負

スマートキャンプでは自分自身の成長はもちろんのこと、会社が実現したいことを深く理解し、使う人が幸せになれるサービスを作っていきたいと思います!

まとめ

非常に長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。

スマートキャンプは非常にコミュニケーションが活発な会社なので、中で働いている人は最初からそういう性格の人が多いんじゃないの?って印象を持つ方もおられるかと思いますが、必ずしもそうではなく、自分のようにコミュニケーションに自信のないメンバーもいます。

それでも、熱い想いを持ってスマートキャンプで頑張っている(いこう)としていることが、少しでも伝われば幸いです。