SMARTCAMP Engineer Blog

スマートキャンプ株式会社(SMARTCAMP Co., Ltd.)のエンジニアブログです。業務で取り入れた新しい技術や試行錯誤を知見として共有していきます。

井の中のエンジニアが転職で強みの正体に気付けた話

ご挨拶

はじめまして、8月に入社した永井です。リファラルによる入社以降BOXILの開発に従事しています。

一部のメンバーからは「ながい」→「長居陸上競技場」→「ヤンマースタジアム長居」→「ヤン坊マー坊天気予報」の流れで「ヤン坊」と呼ばれています。名前が原型をとどめてないですね。ちなみに雨男です。

前職は約千人規模の会社に新卒入社し、7年間社内ツールを担当する部署にて開発・運用をしていました。中でも同じ社内システムにはおよそ6年間携わっていました。その事を面接中に話すと面接官に驚かれたこともあるので、Web業界では割と珍しい部類かと思います。

今回はそこからどういった考えで転職したのかも含めてひたすら赤裸々に自分語りをするので、一つのエンジニアの体験談として転職やキャリアの参考になればいいな、と思っています。

これまでの経歴

2014年に大阪の情報系の大学を卒業後上京してインターネット広告の企業に新卒入社をしました。1年目は3ヶ月の研修の後、配属された先で半年間単発の社内ツールの開発をしました。

そこからの2~7年目は前述の通りほぼ6年間同じシステムにて、初期の開発からローンチ、保守運用はもちろんのこと追加開発やリニューアル、体制変更などさまざまな経験をしました。もはやこのシステム≒自分の経験といっても過言ではない状態だと思います。

最初の先輩に頼っていた状態から月日が経つに連れ徐々にできることも増え、後輩もでき仕様にも詳しくなり先輩の仕事を巻き取り成長を実感しつつ日々を過ごしていました。

同じプロダクトチームに居続ける不安

移り変わりの激しい業界なので、メンバーの移り変わりも多くありました。個人のスキルアップのためや組織の変化など理由はさまざまですが、異動や退職は珍しいことではありませんでした。その中でも私は何の縁か同じチームに居続けていました。

メンバーの入れ替わりにより初期メンバーも皆いなくなり、自分しか知らない箇所が増え「長老」や「生き字引」などと呼ばれるようになった頃からとある不安を抱え始めました。それは「Webエンジニアとして成長しているのか、このシステムに最適化しているだけか良く分からない」というものです。

何しろローンチから在籍しているので、仕様に関した大抵の質問には答えられます。「この機能はどこで管理されてます?」「あーそこを弄ればOKっす」「ここが上手く動かなくて」「あーその負債はこのドキュメント読んでみてください」「この化石みたいなタスク何すか」「あー昔こういうことがあって……」といったやりとりを多くしました。

仕事は回ったり「やっている雰囲気」を感じることはあるのですが、月日が経つに連れ、それが技術力によるものなのか、ただシステムについて知っているだけなのかが自分でも良く分からなくなったのです。

そこそこ新技術は導入していましたし、勉強も業務に必要な知識ベースでしていましたが、それもエンジニアとしての力量に繋がっていたのか確信が持てませんでした。とある案件が上手くいくと「システムについて知っていたからだし?」と思い、上手く行かなかったときは「力不足かな?」と思っていました。そんな日々を続けているうちに自己効力感が底辺のエンジニアが生まれつつありました。

転職活動始めてみる

  • 何となく先行きが不安
  • 転職すれば変わる?
  • でも怖いし、何だかんだ今働きやすい状態だしな
    • 長老だし、やめてチーム大丈夫かな
  • そのうち困る気はするんだよな
  • でも転職こえーなーうーん

みたいな堂々巡りをしていたある日、相談をした人から「永井くんってめっちゃ重たい鎧を着てるよね」と言われ、ハッとしました。長い年月同じ場所にいる間に保守的になっていき、自分で自分の足を引っ張り視野も狭めていました。自分がいなくても案外チームは回るものだし、知らないものを知らないまま悩むより、さっさと動いて体感した方が早いし後悔しないなと思い始めました。

幸いチームメンバーは優秀で、自分しか知らないようなことも無くなってきた頃でした。これは動くなら早い方がいいなと思っていた矢先に「このシステムの開発を止めるかもしれない」とのお達し。「もうこれで動かなかったら一生動かねえな」と思い、転職活動を始めました。

結果としては転職活動自体はとても体力を使うものでしたが、とても視野が広がっていくように感じたので良かったと思っています。同じような環境の人がもしいれば「転職」自体は活動の結果によるので何とも言えませんが、「転職活動」をしてみるのはおすすめです。

なぜスマートキャンプを選んだか

そうして転職活動を始め、スマートキャンプに縁があって転職をすることを決めました。 理由としては技術的なチャレンジもありますし、特に会社に入るうえでの安心感が大きい割合を占めていました。

カルチャーマッチしていると思えた

最初にもお伝えしたとおり私はリファラルで、つまり既存社員の紹介がきっかけで入社をしました。

リファラルなのでカルチャーの部分は合うかも知れないという雰囲気はあったのですが、さらに選考の中でもそこをお互いに見極められるように尽力していると感じました。

選考では技術力などの能力を見るのはもちろんですが、お互いに情報をできる限り出し合って相性が良いか見極める時間でもあったと思います。なので内定をもらえたときは合っているんだなと信用できたし、仮にお祈りされたとしても納得できたと思います。そんな選考だったのが入社を決めた大きい理由の一つです。

最終面接

後は最終面接で会長とお話したときが印象的でした。話の中で何か挑戦したいことを聞かれた際に私は馬鹿正直に「いやー経歴が経歴なんで、転職先で上手いことやっていくことがもう挑戦なんですよねー」と答えました。今考えても本音なので後悔は無いにせよなんて面接ウケしない回答なのだろうと思います。

それに対して笑いながら「なるほど!そりゃーそうだ!」と納得したうえでこれから会社としてやっていきたいことやそれに対してエンジニアの力がいることを話してくれました。

その面接を通じて内定をいただき、このような経歴でも必要とされることがあることを知り、同時に本音で話すことへの安心感を覚えました。自己効力感も底辺から1~2段くらいは上がったと思います。

入社してみて

自分の強みを知れた

「自分の強みとか転職活動時に考えたでしょ?」という意見ももっともなんですが、自分で考える強みとは別に強みなんてものは時と場所で変わることに気づきました。前職ではあまり長所だと意識せずにやっていた事が強みとして活かせたのです。

例としては、前職で割とテストコード(RSpec)が好きでつらつらと書いていたのですが、たまたまBOXILチームでは自動テストに課題感を覚えていたらしく「ヤン坊さんRSpecいい感じに書けるんですね!」と手放しで褒めてもらいました。

そこからちょこちょこ相談に乗ったりレビューをしたりといった事が増え始めました。自分の「できること」と環境の「課題」が上手く噛み合い自分の「強み」に昇華した瞬間でした。前職の1つのシステムに依存してしまった自分でも、その業務を通じて得たものが他の環境でも活かせられる事が分かり、とても嬉しく思いました。「周りの足りない部分を自分の出来る事で補える」と一言で言うと単純ですが、ここに強みの正体を見たような気がしています。

逆もしかりで前職で問題無かったものが自分の弱みとして浮き彫りになることもあります。例をあげるとスマートキャンプでの業務を通じて私は自分のCSS力のポンコツぶりを知りました。今更ながら前職でCSSを書いてくれていた方々に感謝の念を伝えたいと思います。

テレワークにも負けないコミュニケーション量

初転職+テレワークという圧倒的孤独を感じそうな組み合わせでしたが、スマートキャンプではコミュニケーションの機会が多く助かりました。初対面の緊張を感じることには変わりないのですが、その機会が無いことより万倍良いのでありがたく感じました。

最近ではGatherというバーチャルオフィスを再現できるツールを導入して、気軽にコミュニケーションを取ることができるかを施策しています。

既存メンバーがフラっときて「ヤン坊さん何か困ってないですか」と疑問を解消して去っていく姿はリアルオフィスさながらです。

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(※実際のGatherの画面、今自分の横でリリース作業が行われています)

コミュニケーションに関しては私の1ヶ月間に入社された井上さんの入社エントリにも詳しく書かれているのでぜひ読んでみてください。

tech.smartcamp.co.jp

前職との違い

情報源が多い

エンジニアが作った機能がどのように数字に結びついていくかを身近に感じられるのことが大きな違いでした。

前職ではエンジニアの開発した機能がどう影響するか、各部署がどのような狙いで何をしているのかといった情報の量が、個人の情報収集力によって大きく異なるような印象でした。特にコロナ渦でリモートワークが始まるとさらにその印象が強まりました。

スマートキャンプでは毎週全社員に対する報告会があったり、毎月各事業部の方針を共有される機会があったりと情報を得る機会がとても多いなと感じました。

逆に現在Zoomで行われているSprint Reviewではステークホルダー以外でも参加できるし、質問もできるため開発された機能をキャッチアップしやすいのかなと思います。お披露目した機能にチャットで「嬉しいです!」なんてリアクションが来たときは開発陣もニッコリです。

ツールの変化

前職ではGitlabを使っていたのですが、スマートキャンプではGitHubを使っています。それに伴い自分も初めての業務でのGitHubを経験することになり、「草を生やすとはこういうことか……」と体感できました。

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(※急に草が生え始めたエンジニアの図)

後はドキュメントにkibelaを使ったり、タスク管理にはasanaを使ったりと前職では使わなかったツールばかりなので割と新鮮な気持ちでお仕事できているなーと感じています。

入社して感じたギャップ

リファラルなので、色々お話も聞いており、かつ面接後もコミュニケーションを取る場面は多くあったので、それほどギャップを感じることはありませんでした。強いて言うならば緊急事態宣言の延長によって思いの外テレワークをしていることと、思いの外自分より若い人たちが多かったことです、私は転職で長老からベテラン層になりました。

ただ私も含め最近BOXIL開発メンバーがグッと増えているため、ちょっとした過渡期を迎えているなーと感じています。入社して感じたギャップというより、自分が入ったことにより生まれたギャップです。まあよくあることだと思うので、どう動くのが良いかなーと考えつつ日々過ごしています。

この一ヶ月してたこと

サービス理解などの研修を受けた後はBOXILチームでデザイン修正や一部ページの改修などの案件をこなしつつ、システムの理解を深めてできる範囲を広げていった一ヶ月でした。

ようやく慣れてきたかなという感じではあるので、次はエンジニアブログっぽい記事を書けると良いなと思っています。

まとめ

ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。あらためて見ると「めっちゃ空回りしてんなコイツ」という印象を持ちましたが、「ふーん」って感じで読んでいただき、何か一つでも残るものがあれば幸いに思います。自分は空回りした経験も糧にして自分の強みを見出しつつ頑張っていく所存です。

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