SMARTCAMP Engineer Blog

スマートキャンプ株式会社(SMARTCAMP Co., Ltd.)のエンジニアブログです。業務で取り入れた新しい技術や試行錯誤を知見として共有していきます。

スマートキャンプの魅力に惹かれてフリーランス半年で正社員になった話

ご挨拶

こんにちは!2024年3月にジョインしました池上です!
以前は料理人として働いていましたが、現在はエンジニアとしてスマートキャンプに所属しています。このブログでは、僕のこれまでのキャリアの変遷と、フリーランスでジョインしてスマートキャンプで正社員になった経緯についてお話ししようと思います。
フリーランス目指している方や転職を考えている方の参考になれば幸いです。

経歴とスマートキャンプに入社するまで

料理人からエンジニアへ

日本料理学校を卒業したのち懐石料理の企業に入社し、料理人として約2年ほど働いた後に、エンジニアへキャリアチェンジをしました。
初めは趣味としてプログラミングに興味を持ち、独学で学んでいました。学習に詰まる部分も多くありましたが、四苦八苦して書いたコードが実際に動いているのを見ることに楽しさを感じ、エンジニアへキャリアチェンジをしました。

エンジニアになってからスマートキャンプに入るまで

エンジニアになってからは、SESや受託の企業でWebに限らずたくさんのプロジェクトに関わりました。
「株式情報の管理社内システム」「クレジットカードシステムのリプレイス」「プレスリリースサイトの運用・開発」…etc
その中でJava, Python, JavaScript, Dart, Rubyなど幅広く技術に触れました。
その経験を活かして貢献するとともに、エンジニアリング以外の経験の幅を広げるために2023年の6月にフリーランスになり、スマートキャンプへ業務委託としてジョインしました!

業務委託で

初のフリーランスで戸惑うこともありましたが、業務委託でジョインするからには「長期的に質の高いアウトプット+αを出し続ける」ことが、クライアントとの信頼の構築をするうえで重要だと思っていました。クライアントとの信頼関係は、長期的な契約を通じて安定した収入源を確保するための基盤であり、そのためにはただ納期を守るだけでなく、クライアントの期待を超える品質の成果物を提供し続けることが必要です。さらに、信頼があることで新たな領域を任せていただくことにもつながり、自己成長やスキルアップを図る良い機会にも恵まれると思っています。
そこで今回は、僕がどのようなことを意識して働いていたかについてお伝えしようと思います。

雑なメモをとる

長期的に質の高いアウトプット+αを維持するためには、必要な情報にすぐアクセスできること、そして経験から得た知識をプロジェクト全体に展開できることが重要です。メモを取ることは、これらのプロセスを助け、情報に対する「インデックス」を作成して迅速なアクセスを可能にします。

しかし、メモを丁寧に取ることは時間がかかります。そのため、効率を優先し”雑な”メモの取り方を実践しています。雑なメモとは、他人に見せる必要がなく、15分後に見返したときに内容をある程度思い出せる程度のものです。この方法を意識することで、必要以上に詳細を書きすぎることを防ぎ、質より量を重視しています。

これをすることで、情報を素早く記録し、再整理に必要なデータを大量に蓄積できます。結果として、知識の横展開をより速く、効果的に行なうことが可能になります。

タスクの解像度を上げる

新しいタスクに取り組む際、その背景や関連情報を十分に理解することは、システム全体を考慮した設計ができ、タスク外の情報を得る手助けにもなります。タスクの解像度を高めることで、単なる個別作業を超えた視点を持ち、プロジェクト全体の質を向上させ、将来的な課題への対応も可能になります。

タスクに対する理解を深めるためには、他人に説明できるレベルまで情報を整理し、テキストや図で具体化することが効果的です。ただし、プロジェクト参画後1〜2ヶ月は、すべてを詳細に理解するのが難しいため、初期段階では大まかな理解に留めてタスクに臨むことがあります。
このような作業は、”長期的”に”効率的”で”高品質”なアウトプットを生み出すうえで不可欠だと思っています。
このような形で視覚でイメージできると解像度がかなり上がります。考慮もれも細かく見つけられるのでおすすめです!

活用イメージ

余力を残す

すべての稼働時間を埋め尽くすようにタスクを割り当てがちですが、実際には30分から1時間の空き時間を意図的にタスクの調整をしています。この余裕を持つことで、緊急の問題への対応だけでなく、+αのアウトプットを出すための時間を確保できます。

空いた時間を利用して解像度を上げる作業やメモの整理を行なうことで、次のタスクに役立つ資料を作成します。また、この時間を使ってプロジェクト内で感じている課題、例えば不安定なテストの修正や開発フローの改善など、プロジェクト全体の効率を向上させる活動にも充てることができます。

このように余力を残すことは、緊急時の対応を容易にするだけでなく、プロジェクトの持続可能性と効率を根本から向上させる戦略となり、計画的に余裕を持たせることでより柔軟かつ効果的に進行が可能になります。

(番外編)メモはちょっと楽しくなるようにとる

正直、メモを取るのは面倒なこともありますよね。だからこそ、メモのタイトルで遊んだり、楽しいフレーズを加えることで、気分転換を図っています(笑)。
このちょっとした工夫で、メモを取る作業自体が少し楽しいものに変わります。僕のモットーは「楽しく仕事する」こと。何となくでも楽しい気持ちになる方法をおすすめします!

初めてのフリーランスでのジョインで戸惑う部分もありましたが、このようなことを意識した結果、フィードバックの場では「期待以上の貢献をしてくれた」とお褒めの言葉もいただけました!

こんな感じでタイトルで遊びます(笑)

メモ

気づいたらスマートキャンプへ入社

入社した理由

今回、スマートキャンプに入社したいと思ったのは、「開放的で協力的なカルチャー」に興味を持ったからです。

週に1度の振り返りMTGでは、業務の話だけでなく「口内炎の数が増えた」や「美容師難民になっている」など、ユーモアのある話題も交えながら進むので、これまで多くのプロジェクトに参加してきましたが、ここまでフランクで雰囲気がいいチームは初めてです。

振り返りイメージ

入社してから変わったこと

正社員になってからは、見渡せる範囲が広がり、プロダクト改善のためにより積極的に動くことができるようになりました。

情報の流れも増え、システム作りだけでなく組織作りにも近い位置で関与できるようになったことは、非常に楽しく、多くを学ぶことができます。

業務委託では参加できなかった全社会やAWARD(半期の振り返りLT会)などのイベントにも参加するようになりました。これにより担当する業務範囲が広がりましたが、それに伴う経験は大変貴重で、仕事に対する意欲をさらに高めています。

これから色々やってくぞーーー!!!!

今後は、新規PJをさらに成功させることはもちろんのこと、チームの成長にも寄与できるよう尽力していきたいと思います。今までの経験を活かしながら、たくさんの新しいことも学んでより良いアウトプットを出していきたいと思います!!!!

また、新規プロジェクトはユーザーにとって価値あるものを提供し、技術的にも革新的な取り組みや負債の解消を目指すものです。エンジニアとしてこのプロジェクトに大きく貢献できることを楽しみにしています!