SMARTCAMP Engineer Blog

スマートキャンプ株式会社(SMARTCAMP Co., Ltd.)のエンジニアブログです。業務で取り入れた新しい技術や試行錯誤を知見として共有していきます。

土木工学から新卒エンジニアへ! 異業種就活体験記

初めに

はじめまして!2024年4月に新卒エンジニアとしてジョインしたcruiseです! スマートキャンプではBOXIL SaaSの開発に携わっています。

新卒エンジニアですが、大学の専攻は土木工学なので、いわば「異業種新卒エンジニア」なのかなと思っています。

今回は入社エントリということで、異業種からエンジニアを目指したきっかけと、就活の経緯をお伝えできればと思います。

エンジニアを目指すに至ったきっかけ

高校時代と大学時代の2つに分けてご紹介しようと思います。

高校時代

将来の職業など考えたこともなく、軽音楽部でギターを弾いていて部活ばっかりの高校時代でしたが、 テックに関する思い出がふたつあります。

ひとつはGAS (Google Apps Script)です。 部活の入部受付フォームをGoogle Formで作ったものの、当時のFormはメール自動返信が使いづらかったので、 GASを使って自動返信と一括送信のスクリプトを書きました。(もちろんほぼコピペですが!!) 今思い返せば初めてのプログラミングです。

もうひとつは当時流行り始めたキャッシュレス決済です。 PayPayのサービス開始以前からLINE Payを使っていたり、Money Forward MEを使い始めたり、 便利なアプリを使いこなすことが大好きな高校生でした。

ちなみにGASとMoney Forward MEは、その後就活で再会することになりますが、 この時点ではまさかエンジニアになるなんてまったく考えていませんでした。

大学時代

大学生になりアルバイトをはじめ、「ロボットプログラミング教室」という珍しい仕事を見つけました。 この教室ではLEGOでロボットを組み立て、Scratchベースの言語で制御していました。

きっかけは「LEGOが好き!」というまぁ子どもみたいな動機だけで面接を受けたのですが、 好きなもので仕事をすることは楽しく、はじめて学ぶプログラミングも楽しく、 気づいたら中学生向けのコースでPytho製のゲーム作りを教えるようになっていました。

そして就活の時期が近づき、自然と「エンジニア、目指してみるかぁ」となり、ここから厳しい異業種就活がはじまります。

「未経験者」就活時代

そんなこんなでヌルっと始まったエンジニア就活ですが、当時は経験も自信もなく、 「未経験者歓迎」的なサマーインターンを探して選考を受けていました。

そもそも募集している企業が少なく、その中で自分が興味を持てる企業となると数えるほどしかありませんでした。
そういった中でも某SaaS企業から合格をいただき、サマーインターンに参加することになりました。

3日間でGASを使った簡易アプリを作り(ここでまさかのGASと再会!!)、現役のエンジニアの方からFBをもらうありがたい会でした。

その後早期選考から最終面接に進んだのですが、残念ながら不合格。 諦めきれず人事の方に相談した結果、「リベンジするなら経験者枠で」ということになりました。 そして、本選考が本格化する時期だったこともあり、並行して他社の選考も受け始めます。

「経験者」就活時代

晴れて(?)経験者を名乗ることになりました。 これまでは、「やる気と興味、将来のビジョン」を伝えればよかったものが、今後はそれに加えて開発経験の話やコーディングテストの結果も必要になります。 それぞれ分けてご紹介しようと思います。

コーディングテスト対策

僕が受けた各社の選考で出題されたのは以下の3パターンです。

  1. アルゴリズム問題
  2. SQL
  3. 簡易APIを叩いてレスポンスを得るwebアプリの作成

まず、アルゴリズム問題については、「習うより慣れろ」の考えのもと、競技プログラミングをやってみました。 Atcoderの過去問を解きつつ、毎週のコンテストに参加した結果、1ヶ月でC問題まで解けるようになりました。

次にSQLですが、これは構文を知らないことにはなにも書けません。 簡単な本や解説サイトから入ったのが正解でした。 僕が取り組んだのはProgate SQL コースです。

最後に簡易webアプリですが、これは調べながら解いていました。

そんなこんなで、コーディングテストは通過できるようになりました。

開発経験について

もうひとつ大きな問題は「開発経験」です。 「自分でなにかひとつ開発する」という経験を積むべく「卒業要件判定サイト」を作りました。

大学のシステムから出力する成績データ(CSV)を読み込んで結果を表示するものなので、 自分の学科の人間しか使えないものですが、5日間で実装したスピードがその後面接で評価されたように思います。

これは当時面接などで紹介していた説明ページです ↓ https://onyx-mapusaurus-e44.notion.site/f9a330e6a64e456596899c2ca1243634

スマートキャンプとの出会い

スマートキャンプとの出会いは3回生の年末、マネーフォワードの説明会でのグループ企業紹介のときでした。 (ここでまさかのマネーフォワードとも再会!!) それまでSaaS企業ばかり見ていたのですが、SaaSを普及させる立場にも興味をもち、選考を受けました。

ありがたくも内定をいただき、スマートキャンプのみなさんの人柄の良さに惹かれて入社を決めました。

また、開発組織がそこまで大きくなく、フロントエンド・バックエンド双方に触れることができるのも魅力的でした。

まとめ

こんな就活から1年以上経過し、内定者インターンも少し経験しつつ、 2024年4月から晴れて正社員としてスマートキャンプにジョインしました。

選考時から感じていた人の良さは、思っていた以上にいい人ばかりで、日々チームの先輩方に助けていただきながら業務を進めています。

異業種からのエンジニア就活という珍しい経験をご紹介しました。 少しでも誰かのお役にたてれば幸いです。

これからよろしくお願いします。