SMARTCAMP Engineer Blog

スマートキャンプ株式会社(SMARTCAMP Co., Ltd.)のエンジニアブログです。業務で取り入れた新しい技術や試行錯誤を知見として共有していきます。

運良く趣味から仕事に | 2024年度新卒入社エントリ

初めに

はじめまして!!2024年4月に新卒としてスマートキャンプに入社したレジェンド(大塚琢生)です。
社内の方からは「レジェ」と呼ばれています。
FPSが好きで「VALORANT」というゲームをよくやっているという話から、VALORANT→Riot Games→League of Legendsとなり、レジェンドになりました。
今回は、私が趣味でプログラミングを始めるまでの話と、スマートキャンプ入社までの経緯を書いていきたいと思います。

legend

経歴

〜中学2年

中学2年まではごく普通の人生を送っており、中学の部活動では仲の良い友達となんとなくでテニス部に入部しました。
本当によくある普通の幸せな人生を送っていました。

転換期(中学2年)

テニス部に入部したことが本当にすべての始まりだったように思います。
テニス部は学内でも有名なかなりハードな練習をしている部で、年中無休で声を出し続けながら走るかラケット振るかしていました。
その分だけ、部員同士の仲はとても良く、熱を持って練習に取り組んでおり、大会でもガツガツと結果を出している、絵に描いたような体育会系の部活でした。
そんな中で、仲間に支えられなんとか1年は部活を続けたのですが、結局体も精神も限界を迎え中学2年の時に骨折を機に部活を辞めることになりました。
人生で初めて悩んで決断をした気がします(笑)

暇(中学2年)

部活を辞めたことで、放課後にかなりの時間が生まれました。
この暇を埋めるために、いろいろなことを試しました。
帰宅部友達と釣りに行ったり、対人ゲームをやり込んでみたり、めちゃくちゃ勉強してみたり、ランニングを始めてみたり、色々とやってみました。
どれも最初は楽しかったのですが、すぐに飽きてしまいました。そんな中、唯一飽きなかったのがプログラミングでした。
もともと、PCゲームをよくやっていたのもあり、PCで動作するソフトウェアをどうやって作るのかが気になり、プログラミングを始めました。

プログラミング(中学2年〜3年)

色々調べた結果、C言語かJavaかJavaScriptかというところまで辿り着きました。
その上で僕が作りたかったWindowsで動作するGUIアプリケーションを作るためにはJavaのSwingというものを使えばよさそうだということがわかり、Javaから始めました。
今思うとhello worldも知らないままJDKのインストールから環境変数にパスをセットしてEclipseをインストールして〜と、よく環境構築できたなと思います。
その後どういう手順で勉強していったのか、GUIアプリケーション作成に至ったのかはもう覚えていませんが「public static void main」という文字列だけは、この時から今に至るまで1日たりとも忘れたことはありません。

java勉強中によく見た謎のキャラクター(duke)

高校〜大学進学

プログラミングで遊びつつ、地元の高校になあなあで進学しました。
プログラミングをやっている人の話も聞いたことがなく、本当に1人でただの趣味として3年間続けていました。
高校3年のタイミングでようやく進学先を考え始めるのですが、趣味に時間を割きすぎた結果勉強は目も当てられな状態になっており、大学への進学は絶望的な状態になってました。
そんな中、地元にある大学の情報学部がAO入試という形で、センター試験なしでプログラミングの実績を評価してくれるということを知り、無事にAO入試で大学に進学することに成功しました。
本当にプログラミング以外に武器は何もなかったし、その分だけプログラミングだけは誰にも負けないつもりでいたので、AO入試の話を見つけたときは奇跡だと思いました。

大学

大学に入った後は、念願の興味のある授業というものを存分に楽しみつつ、趣味を楽しみつつ、友達と遊びつつ、大学生活を満喫していました。
その中で、大学3年生のタイミングで、地元のIT企業でインターンをする機会を得ました。
このインターンも人生の大きな経験になりました。初めての実務経験、初めてのチーム開発、初めての技術など、たくさんのことを学びました。
特に"趣味での個人開発しか経験のなかった自分が仕事として開発ができるのか"という不安がずっとあったのですが、実務経験を通して少しずつ自信を持つことができました。

大学院

本当に色々あって自然言語処理の研究室で、大学院生になれました。
入学前から入りたいと思っていた研究室だったのですが、圧倒的人気No.1の研究室で、自分の成績では普通に入るのは不可能でした。
インターン先の社長やら大学4年の時の研究室の教授やら友人やら、本当にたくさんの人と運に恵まれた結果、無事に希望の研究室に入ることができました。
大学院に入ってからも色々あったのですが、長くなってしまうので「尊敬できる教授と友人のいる恵まれた環境で研究活動を頑張った」とまとめておきます。

就活

就活を本格的に始めたのは大学院1年の冬頃からでした。
「開発体験の向上に力を入れたい!」というのをメインに考えて就活を進めていたのですが、
多くの企業はユーザーに製品を届けるのが圧倒的優先事項であり、開発体験の向上はかなり後回しにされているように感じました。
商売としては当然のことなので仕方ないと理解していたので、自身の考えを変えるべきかと悩んでいたところで、スマートキャンプと出会いました。
もちろんスマートキャンプもユーザーが求めるものを提供することが最優先なのは変わらないと思いますが、届けたいものが"効率"である点が他社との大きな違いでした。

スマートキャンプに入った理由

「効率を届ける自分たちが、非効率ではいけない」という考えから、開発体験の向上に積極的に取り組んでいること、また、ユーザーに届けたい価値と自身が求めるものが一致していることがスマートキャンプに入社した理由です。
スマートキャンプが当時掲げていた「テクノロジーで社会の非効率を無くす」というミッションのためなら、全力で働けると感じました。
また、本当に色々なところで触れられている気がしますが、スマートキャンプの社員の方々の人柄がとても良い印象を受けたのも大きかったです。
入社してからもその印象は変わっておらず、会社全体にコミュニケーションが取りやすく、チャレンジしやすい環境が整っていると感じています。

スマートキャンプでのこれから

就活時に考えていた「開発体験の向上」は、スマートキャンプに入社してからも変わらずに持ち続けています。
一方で、事業への寄り深い理解や共感を持っていく中で、大学院での研究活動で培ったスキルや考え方を活かした貢献もしていきたいと考えるようになりました。
スマートキャンプが提供しているBOXIL SaaSでは、数多くの記事やガイドが提供されています。
この大量の自然言語データから、ユーザーにとってより効率的な情報提供サイトとしてのBOXIL SaaSを支えるために、研究室での知見を活かしていきたいと考えています。

最後に

今回は私の経歴とスマートキャンプに入社した理由について書いてきました。
運だけには自信があったのですが、あらためて振り返ってみると、やっぱり運いいですね!!
中でも人の運には強く恵まれていたように感じます。
プログラミングを始めるきっかけも、高校・大学に入学できたのも、卒業できたのも、希望の研究室に入れたのも、たまたま周りに良い人がいたお陰でした。
特に、プログラミングにハマったタイミングで、PCや大量の本を何の躊躇もなくすべて買い与えてくれたうえに、勉強をせずにプログラミングに没頭している自分を見守ってくれた両親には感謝しかありません。
いまだにほぼ毎日ゲームをしてくれるテニス部の友人達にも感謝しかありません。
運だけの自分は感謝しかできなかったので、少しでも自分の力で恩返しできるように、スマートキャンプで頑張っていきたいと思います。

people