スマートキャンプ20卒エンジニア(現インターン生)の高砂です!
私は先日、応用情報技術者試験に合格致しました!
応用情報技術者試験の受験を検討している方やそれについて知りたい方の参考になればと思い、なぜそれを受験したのか、どのような学習を行ったかをまとめていこうと思います。
受験目的
IT知識の習得
「応用情報技術者試験(以下、AP)」とは「情報処理技術者としての知識・技能が一定以上である事を認定する国家試験」である「情報処理技術者試験」の一種です。
「情報処理技術者試験」は10種類以上の試験区分に分かれていますが、APはIT全般に対して応用的な知識・技能をもつ人が対象という位置付けです。
引用元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験:試験の概要
私がこれを受験した目的は「エンジニアとして働く上でのコミュニケーションに必要なIT知識の習得」です。
私は専門が情報系ではなく知識に乏しい為、インターンをする中で先輩エンジニア達との会話についていけない、もしくは上手く伝えられない事が多々ありました。
先輩エンジニア達に相談した結果、APに合格できるくらいの知識があればそれが解決できるという結論になりました。
なので学習の分かりやすい目標として、AP合格を目指しました!
やったこと
学習計画を丁寧に立てた
APの試験範囲はかなり広く、特に未経験エンジニアにとってはとてつもなく膨大に感じられます。試験範囲は大きく分けると3ジャンルあり、それぞれ一例としては、
- テクノロジ系
- アルゴリズム
- PCの仕組み
- DB/NW/セキュリティ
- 開発管理技術
- マネジメント系
- プロジェクトマネジメント
- システム監査
- ストラテジ系
- システム戦略
- 経営戦略
- 法務
のような領域が試験範囲です。しかも系列の試験であるITパスポート試験や基本情報技術者試験(以下、FE)と比べると、APはより深い理解が求められるので生半可な学習では合格できません。後述する参考書が800ページを超える事からも、その試験範囲の膨大さが伝わるかと思います。
学習は試験日の約4ヶ月前から始め、最初は参考書をのんびりと読んでいました。
しかしそれでは学習進捗の定量的な測定が出来ずモチベーションも続かない事から、2ヶ月前からはこのようにキッチリ学習計画を立てて進めるようにしました(数字は過去問の目標正解率)。
午前試験は2冊の本を読み込んだ
午前試験の勉強についてはまずFEの参考書、次にAPの参考書を使って勉強しました。尚、これらは弊社の「書籍購入無料制度」にて用意して頂きました。
なぜ系列試験の方の参考書を用いたのかというと、それはFEもAPと範囲は一緒で、かつ深さは浅いからです。
APは何年か経験のあるエンジニアを主な対象とした試験なので、APの参考書も同様に説明が一部省略されていると感じました。
なので未経験エンジニアとしてはまずFEの参考書で広く浅く学習し、次にAPの参考書で広く深く学習する事にしました。
加えて毎週末に過去問を解き、その正解率で学習進捗の測定を定量的に行いました。
大きい分野ごとの正解率で学習計画に対する達成度合いを確認しつつ、小さい分野ごとの正解率でどの分野が自分は苦手なのかを把握する事で、そこを重点的に学習するなど学習計画を修正しつつまんべんなく知識を付けていきました。
午後試験は選択領域のみ勉強した
午後試験は解く問題を選べる為、私は仕事に繋がる5ジャンル(情報セキュリティ、データベース、情報システム開発、プログラミング、プロジェクトマネジメント)を先輩エンジニア達と共に決め、その領域のみ集中的に勉強しました。
午後試験は記述式の設問もある為、午前試験よりも更に深い理解が必要になります。
なので選んだ領域についてはただ学習するだけではなく、見覚えの無い単語がなくなる位、とにかく分からない言葉や仕組みがあれば徹底的に調べるようにしました。
また、これも午前試験と同様に定量的な学習進捗の測定で苦手分野は重点的に学習しました。
結果
知識だけではなく自信も身に付いた
これらの学習によって結果的には合格でき、目的であったIT知識の習得も出来ました!
ただ正直なところ、学習中はずっと自信がなく、受験後も合格通知が来るまでは合格したとも思えていませんでした…。
しかし「情報処理技術者の国家試験に合格した」という事実が自分に勇気を与えてくれ、先輩エンジニア達とのコミュニケーションも自信を持って行えるようになりました。
APの合格を目指すには多大な努力が必要ですが、それによって得られる「知識」と「自信」は努力が報われるだけの価値が十分にあると感じました!
なのでもし受験を迷われていましたら、是非一歩踏み出して欲しいと思っています。この記事がその参考になれば幸いです。