SMARTCAMP Engineer Blog

スマートキャンプ株式会社(SMARTCAMP Co., Ltd.)のエンジニアブログです。業務で取り入れた新しい技術や試行錯誤を知見として共有していきます。

エンジニアチームで行っているオンボーディングを紹介するよ

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こんにちは、スマートキャンプでエンジニアをやっている徳田(@haze_it_ac)です。社内ではとってぃと呼ばれています。

今回は弊社のエンジニアチームで行っているオンボーディングの取り組みについてご紹介します。

オンボーディングとは?

On-boardingとは、新しくチームに加わったメンバーをはやく馴染んでもらい、戦力になってもらうための取り組みを言います。直訳で 新入研修 です。
人事・総務で実施される全社的なものと、配属されるチームで具体的な業務に当たるためのものに大きく分かれますが、今回は後者をメインにお話ししていきます。

仕事に限らず、新しい環境に飛び込み、その中で必要な情報を取り入れ、成果を出すことは簡単ではありません。

ですが、採用活動をがんばって新しい方に入社をしてもらったとしても、入社した方が成果を出しチームに貢献しない限りは採用に成功したとはしたとはいえません。
そのため、採用フローを整備するぶん、オンボーディングにも力を入れていく必要があります。

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オンボーディングで行うこと

エンジニアに限らずですが、大きく分けて以下のふたつです。

  • 仕事に必要な知識を手に入れる
  • チームに馴染んでもらう、仕事に慣れてもらう

そのまんまだと思うのですが、少し解説します。

仕事に必要な知識を手に入れる

仕事に必要な知識、とは何でしょうか。
エンジニアでいうと、扱っている技術やアーキテクチャ、連携しているサービスといったものが多くを占めますが、それ以外にもサービスの仕様、サービスにかかわるステークホルダ、チームメンバ、競合などの知識も重要です。
技術、アーキテクチャといったスキル面は経験者であれば問題がないことも多いですが、当然オープンしている情報だけで仕事ができることはほとんどなく、入社する前、した後で手に入れていくことになります。

チームに馴染んでもらう、仕事に慣れてもらう

チームに投げ込んで放置しているだけで良い関係を構築できるほど全員がコミュニケーションが上手なわけはありませんし、人間関係はそんなに簡単なものではありません
チームの中だけでなく関連する別の部署や社外のステークホルダともかかわることは多いでしょう。

仕事のやり方はチームによって様々です。誰がどんな役割を担っているか、どのタイミングでどんな作業をするのかといったことも明示したり説明ができないと理解や慣れに時間がかかります。

スマートキャンプのエンジニアチームで行っているオンボーディング

選考前後、選考中

基本的にオンボーディングは入社が決定してからはじまるものですが、選考をしている中でも、会社や人を理解してもらうための取り組みをしています。

  • 会社紹介資料を見てもらう、説明する
  • 選考、内定後に弊社エンジニア全員と会ってもらう
  • 要望があれば他部署の方とも会ってもらう、ランチに行く
  • 一日体験入社
  • などなど...

内定承諾後

入社が決定したら、入社後に必要な情報は可能な限り事前に共有していきます。
入社する側の不安を無くす役割も持ちます。

  • 内定承諾後にVISIONやMISSION, VALUEや、組織などの説明をする
  • 他部署とのコミュニケーションを取る
  • 可能であれば、会社に遊びに来てもらう。中の様子を見る
  • 入社より前にSlackに入ってもらって、事前に質疑応答をしたり使用する技術を共有したりする

入社〜1ヶ月

入社したら、社内全体で使っているツールの説明やPCのセットアップなどを人事から行った後に配属されるチームに受け渡されます。
最初の1ヶ月が体験期間として設定されており、以下のようなスケジュールで仕事や会社に慣れていってもらうプロセスになっています。
これら以外にも、朝会や部活動、月1開催のピザパ等で部署、事業部を超えたコミュニケーションが積極的に行われており、どんな人がいるのかはとても理解しやすいです。

入社初日〜2週間:

  • 配属予定のチームに在籍。サービス全体の説明、アーキテクチャの共有、チームメンバとのランチ
  • モブプロ、ペアプロでのOJTを兼ねたサービス開発
  • 一週間に一度、メンターと、チームリーダと1on1

3週間〜4週間目

  • 配属予定でないチームに配属。サービスの説明、アーキテクチャの共有、ランチ
  • モブプロ、ペアプロでのOJTを兼ねたサービス開発
  • 一週間に一度、メンターと、チームリーダと1on1

1ヶ月後以降〜

  • 配属、チーム開発
  • オンボーディングの振り返り、改善

大きな特徴は、弊社エンジニアチームにはBOXIL開発チームとBiscuet開発チームの2つがあるのですが、どちらに配属になるとしても両方のチームに2週間ずつ在籍してもらうようにしていることです。
人数がそこまで多くないこと、サービス開発以外にも何かとかかわることが多いこと、隣のチームが何を作っていてどんなことをしているのかを理解することが目的です。

スクラムの一環でモブプロを活用していることもあり、いきなり一人で放り出されることがないようになっています。

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二ヶ月目以降〜

一ヶ月が経ってからも、メンターとは随時1on1を行いなにか問題が起きていないかを確認します。
また、オンボーディング期間内外にかかわらず、リーダやマネージャとは定期的に1on1をすることで仕事上の相談や障壁の取り除き方、体調管理などをコミュニケーションを通じて共有しています。

その他

情報共有には主にSlackとKibelaを活用しており、新しく入った方でもキャッチアップできることを意識してドキュメントを整備しています。
入社したらKibelaに 自己紹介 フォルダに簡単な自己紹介記事を書いてもらう運用を最近はじめ、どんな人が働いているのかを理解できるようにしています。
同時に、新しく入った人が既存の社員が知ったり、コミュニケーションのきっかけとしても活用しています。

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テンプレートを用意して、簡単に書けるようにしています。

PDCAを回す

オンボーディングの施策は、作って終わりになることはありません。
採用活動が続き、人が入り続けるたびに発生しますし、オンボーディングプロセスを作って一回で完璧なものになることはそうありません。

そのため、オンボーディングで何が足りないか、何が必要かをオンボーディング期間中・期間後にヒアリングし、改善し続けていくことが大切です。 高速道路を整備し続けていく感覚で、次に入社する人が更に楽に、早く成果を出せるようにオンボーディングを受ける側も協力しながら良いものを作っていきましょう。

最後に

これらは現状のオンボーディングプロセスです。 PDCAを回す にも書いたとおり、今後も改善し続けていく予定です。
一緒にオンボーディングを考え、改善していきつつ成果を出していくメンバーを募集しています。お待ちしています!!!!

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次回のAdvent Calendarは siso9to の マネージャーになってから一年でやったことまとめを書く です!お楽しみに!

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